たとえばモノを投げたとき。
たとえばお友達のおもちゃを取り上げたとき。
たとえば電車やバスの中で騒いだとき。
「投げちゃダメ!」 とか
「そんなことしてたらお友達いなくなっちゃうよ!」 とか
「ほら、あそこのお兄さんが睨んでるよ」 とか
言って叱りがち、ですよね?
でも、そう言って叱っても、子供は聞き入れてくれず
ますます反抗的になったり。
「睨んでなんていないよ」と口ごたえしたり。
凝りもせず同じことを繰り返しますよね?
でも、こんなときは一息入れて。
ちょっと立ち止まって考えてから接するようにしました。
そのとき、気付いたんです。
「あ、私、なぜやっちゃダメなのか、
【本当の理由】を言ってあげてなかったな」 って。
そういう反省があってから、【本当の理由】を自分なりに
考えて説明するようにしました。
モノを投げちゃいけないのは、モノを大切にする心を
持って欲しいから。
もし、自分がいきなり(何もしていないのに)床に
投げつけられたらどんな気持ちがするか?
いつも傍にあって役に立ってくれているモノたち・・・
私達のために働いてくれているモノたちを
投げたり叩いたりすることの残酷さや冷たさを、
子ども自身がされたらどう感じるかを考えさせながら
話して聞かせました。
お友達にいじわるをしたときは、自分がされたらどう感じるかと
問いかけました。
その上で、イヤなことをする子とは遊びたくなくなってくること、
遊んでくれる子がいなくなったらどう感じるかということ、
皆で一緒に遊んだほうがずっと楽しいことを話しました。
公共マナーを守ることについては、電車もバスもみんなが
使うもので、みんなのものであること、
みんなが気持ちよく使うためには、どうしたらいいと思う?
と話しました。
私が話すこと全部は理解できてないと思うし、
その後も同じことを繰り返すことはあったけれど、
でも、こういう接し方をするように気をつけてからは
明らかに態度が変わってきました。
この経験を通じて、
子供だから、幼いからと適当な対応をしちゃ
いけないんだな、って肌で感じました。
子供も立派な一人の人間で、一個の独立した個人
なんだなって、それを尊重する気持ちを親も持たないと
いけないんだなって痛感した出来事でした。